今年は二人の日本人ドライバーがF1直下のFIA F2に参戦していますが、いずれも大苦戦を強いられています。個人的にも年間で10位前後には位置すると思っていたので、ここまで低迷するとは予想外でした。
牧野任祐はチームメイトのアルテム・マルケロフが既に3勝を挙げているのに対し、これまで6位が最高。予選こそ上回っているものの決勝ではレースペースで大きく劣り、ハンガロリンク終了時点で既に100点近くもの大差をつけられています。
確かに相手は昨年のランキング2位、参戦5年目の”ベテラン”ですからハンデがあって当然とも思えますが、彼がチームメイトに勝ったのは昨シーズンが初めて。そんないわゆる”ペイドライバー”に、ここまで大差をつけられているようではF1など夢のまた夢です。
福住仁嶺もチームメイトのマキシミリアン・ギュンターが既に1勝、2位1回を獲得しているのに対し、先日のハンガロリンクでの6位が最高。こちらはチーム自体の不振もあり、ギュンターと大差はついていませんが、ランキングでは牧野16位、福住18位(ハンガロリンク前まではブービーの19位)と、もはやスーパーライセンスはおろか、ポイント加算(10位以内)すら危うい状況です。惨状とすら言っていいかもしれません。